歯科医院に努める歯科助手は、平均して1年以内に退職するといわれています。
日本は不況、就職難と言われていますが、それでも仕事から離れてしまう彼女たちの心理状態はづなっているのかと不思議に思う人も多いことでしょう。
彼女たちの職業は、皆が憧れるものでしょうか。一流大学を出て歯科助手をやっている人はいません。医療機関で働くなら、理事長、医師などが憧れの職業でしょう。
しかし、経済的なピラミッド構造の下方に位置する彼女たちは、過去に社会的勝者になろう、勝ち組になろうという努力をしたことの無い人たちがほとんどを占めています。
社会構造は、トップは少なく、トップを支える下層ほど多くなっています。少しでも上を目指す姿勢が、全体的な底上げになると思います。
歯科助手が、モチベーションを保てるかどうかという問題は、次の話題として、今回は、歯科助手はなぜ、すぐに辞めてしまうか?ということに触れたいと思います。
辞める理由、第一位が「人間関係」です。
女性だからというと語弊がありますが、彼女たちは噂話が大好きです。芸能人の話題にとどまっていればいいのですが、なれ合うとともに共通の人物の噂、悪口に発展していってしまいます。
なれ合う時期が約1年ですから、1年くらいで「悪口から離れたい」と思うのです。もしくは、悪口の相手と一緒に働きたくないと思うのです。
ここで、日本中の歯科助手に発送を変えてほしいと思います。
職場の人が間違ったことをしていて、見て見ぬふりをしていては、組織は衰退してしまいます。しかし、批判していては関係がぎすぎすしてしまいます。
問題行動を起こす人に対し、その人に人格は絶対に批判しないという前提で、このように注意してあげてほしいのです。
・歯科医院の規定や医療人としてのモラルに反するときに注意する。
・ミスをした事実だけを指摘する。
・人格を攻撃、」批判しない。
だからあの時もこうなったんだ!とかだから〇〇さんはだめなんだとかを言ってはいけないという決まりです。
上司である歯科医師に対しても同じです。上司も人間です、ミスはします。期限の悪い時もあるでしょう。しかし、上司である歯科医師の悪口を言ってはいけません。人格を攻撃したり、嫌な揶揄だと馬鹿にしてはいけないのです。
それができない歯科助手は、1年で退職します。
行動のみ改善してもらうようにするのが大切です。